【円安の加速】円と外貨の比率を意識しよう

お金とFIRE

こんにちは😊

先日1ドル150円を一時突破しましたね。

その後戻しましたが、私がこの記事を書いている 2023年10月8日現在でも149円と、かなりの円安水準です。年初が130円近辺でしたので年初来、約20円も円安が進んだことになります。

円しか持っていないとどうなるか

円安はご存じの通り、円の力が弱くなることです。

1ドル130円の時に10ドルのものは1300円で買えますが、1ドル150円の時では1500円かかります。つまり海外からの輸入品を買う時は同じ物、量でも、およそ1.2倍のお金が必要になります。

こうなると考えないといけないのは「円しか持っていない場合、円安が進むと貧乏になる」ということです。これを防ぐための方法は「外貨を持つ」ことになります。

外貨を持つ方法

次に外貨を持つ方法を考えてみたいと思います。

ここで言う「外貨を持つ」とは、純粋にドルやユーロを持つことだけでなく、「外貨を持っているのと同じ効果が得られる別の方法」についても、考えてみたいと思います。

1. 外貨預金を持つ

1つ目は、多くの方が最初にイメージすると思われる外貨預金です。銀行で口座を開設し、円から外貨(ドルやユーロ)に交換します。円と同じく「普通預金」や「定期預金」がありますね。

一見、一番お手軽に見えるのですが、注意点が2つあります。

1つ目は手数料です。

「円→外貨」「外貨→円」に交換する場合、手数料がかかります。私が利用している銀行ではドルですと、1ドル1円の手数料が取られます。

例えば本日が1ドル150円だとすると、ドルを購入する場合は1円足されて、1ドル151円で購入することになります。

1円ですがされど1円、これはかなり大きいです。

2つ目は銀行が破綻した場合の保証がありません。

皆さんもご存じかと思いますが、円の預金口座は万が一銀行が破綻した時に、1000万円までの預金保護がありますが、外貨預金はその対象外です。

銀行が破綻するのはよっぽどのことだと思いますが、必ず頭に入れておきたいリスクです。

2. FXでポジションを取る

2つ目はFXで外貨のポジションを取ることです。

FXというとレバレッジをかけた運用で、大きなリスクがあるというイメージの方もいると思いますが、レバレッジをかけずに1倍で運用をすれば、リスクなく外貨預金と同じ効果を得ることができます。

しかも手数料は最初の銀行預金に比べて格安、信託保全の仕組みもありますので、FX会社が破綻したとしても保証されます。

誘惑にかられてレバレッジ運用をして、損をしてしまうリスクを除くと、銀行預金よりFXの方がお得になります。

3. 外貨建ての株式や債券(含む投資信託)を購入する

3つ目は外貨建ての株式や債券の購入です。

外国企業に投資をする株式や、外国が発行する債券を持つことでも、外貨を持っているのと同じ円安に対するリスクヘッジになります。

例えば、米国の500社に投資をする有名な「S&P500」のインデックスファンドもそれにあたります。

証券会社でS&P500を購入・売却する場合は、円での取り扱いとなります。ただしそれをドルに交換し、様々な企業の株を購入するということを、運用会社が私達の代わりにやってくれております。その為、円安になれば日本円に換算した時の資産額は大きくなります。

1つ気をつけないといけないことは、特に株式は為替リスクに加え、景気による変動リスクがあることです。

私が言いたかったことは、既に資産運用をしていて「外国株式」や「外国債券」に投資をしている方は、お金を殖やすためだけでなく、円安に対するリスクヘッジを同時に行なっているということです。

インデックスファンドを使った長期分散投資で、外国企業に投資する投資信託を積み立てることは、まさにこれに当たります。

どれくらい外貨を持つのがいいか

それではどれくらい外貨を持つのがいいか?これには何%が良いという答えがありません。個人の貯金額や運用の方針によって変わってきます。

私はと言いますと、先ほどの3つの方法を合計しておおよそ50%となるように調整をしております。

これは円安、円高、どちらに振れるかは神のみぞ知るということで、予想できないなら半分ずつ持ってしまおうという考え方です。

私達は日本に住んでいて普段のお買い物でも日本円を使いますので、持っているお金のうち半分が外貨というのは、ちょっとアグレッシブに見えるかもしれませんね。

さいごに

いかがでしたでしょうか?

私達の多くは日本企業で働いていますので、日本円で給与をもらっています。給与も円、貯金も円、投資も日本株のみ、こんな感じで全て円に寄ってしまうと、日本の競争力が落ちた時、即ち円安になった時のリスクが大きくなってしまいます。

そうなっても困らないように、外貨をもって備えることを検討したいですね。事が起きてしまって急にやろうと思っても手遅れでできませんので・・😊

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!