こんにちは。
物って当然ですが、買う時にはお金がかかりますよね。
でも案外軽視しがちなのは、買った後にかかるコストです。誰もが分かりやすい例は、家とか車ですよね。保有すると税金や保険、メンテナンスなど、持っているだけで色々なお金がかかります。これは事前に理解して、覚悟をして買われる人が多いと思います。
物を保有するとかかるコストとは?
ただここでお話ししようと思っているのは、何も家や車のような大きいものの話ではありません。どんな小さなものでも、コストはかかります。大事なのは「コスト」の捉え方です。支払うコストはお金だけではありません。
1. スペース
1つ目はスペース、即ち置き場になります。持ち家でも賃貸でもお金を払って空間を手に入れますよね。本来は自分(人間)がそのスペースを快適に使用したいはずですが、物を持っているということは置き場が必要になります。
つまり物を置くためにお金を支払っていると言えなくありません。テレビでたまに見るゴミ屋敷は、倉庫代を払っているようなものですね。
2. 時間
2つ目は時間です。時間も私達が持っている大事なリソーセスの1つ、時間を奪われるということはコストを払っていることになります。
まず物が多いと何がどこに置いてあるか、把握するのも大変ですし見つからない場合は探さないといけません。探す時間は無駄でしかないですよね。
加えて置き場所が分散されているといくつ持っているのか、「量の把握」が難しくなります。結果として、実は持っているのに足りないと思ってしまい買いに行く、ということも起こり得ますので、買い物に行く時間も取られます。
また、服や靴はたくさん持っていると「今日は何を着ていこう」と選択するための時間がかかります。極端な話、1着しか持っていなければこういった時間はかからないですよね。
しっかり使い続けるためのメンテナンスの時間、使い終わった後に元通りに片付ける時間も必要です。
物を持つことで費やす時間って意外にたくさんありそうですよね。
3. 心の負担
3つ目は心の負担です。心にかかるストレスも立派なコストです。
例えば散らかった部屋を見ると嫌な気持ちになりますよね。何か気が散ってしまい、物事に集中することができません。また、ゆっくりといい気分でくつろぐこともできなくなります。
その部屋を見て「片付けないといけないな」と思うこと自体が、既に心の負担になっていると考えることができます。そもそも物がなければ、こんなことを考えなくていいですからね。
コストミニマムにするためには?
上記で述べたように、物を持つことによる空間、時間、心の負担というコストを理解することは重要です。これらのコストから解放されるためには、「物を持たない」または「持つ物を厳選する」という対策が考えられます。
1. 必要最低限の物しか買わない
物を購入する際は「本当に必要か」「どの程度使用するか」を考慮し、必要最小限にすることが重要ですね。物は一度購入してしまうともったいないので、なかなか捨てられません。それなら、初めから購入しないのが一番いいですね。
2. 定期的な断捨離
もう既に保有してしまっているものについては、定期的に見直し、使用していないものや必要でなくなったものは処分してしましょう。
物には物が集まってきますので、一度流れを断ち切るためにも、定期的な断捨離は必要ですね。
3. デジタル化の活用
書類や写真などはデジタル化することで物理的なスペースを取らなくて済みます。デジタル化された情報は、検索も容易で、管理やアクセスが簡単になりますし、時間や心の負担も少なくて済みますね。
4. レンタルや共有の活用
必要な時だけ使えるレンタルサービスや共有サービスを利用すれば、所有を減らすことができますね。特に頻繁に使わないけど時々は必要・・というようなアイテムに適しています。
以上のような方法を取り入れることで、物に関わるコストを減らし、より心地よい生活を送ることができます。物を持つことは必ずしも悪いことではありませんが、どのように持つかが鍵となります。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
このように物を購入する際は一時的にかかる最初のお金だけでなく、時間や心のコストを考えて購入しないといけません。
逆に言うと、断捨離をするとスッキリして人生が豊かになるというのは、こういうコストが全てなくなるからということができますね。
もうすぐ年末、溜まってしまったものを断捨離するのにはいいタイミングです。コストミニマムにして、新年を迎える準備をしましょう。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました!