家計簿をつけ始めてからおおよそ14年がたちます。
収入、支出が見えていないとどこに問題があるか分かりませんので、まずは家計簿をつけることが重要です。
1. 家計簿のつけ方
家計簿をつける細かさは人それぞれですが、以下、私の家計簿のつけ方について紹介させていただきます。
紙ではなくExcel
私は自作のExcelで家計簿をつけております。
本屋にも家計簿は売っていますが、私はオススメしません。家計簿をつけた後はつけただけで満足するのではなく、分析をする必要があります。
その際、足したり引いたりと計算が必要になります。後から「これを計算してみたい」ということも出てきます。紙の家計簿では計算が困難ですので、紙だけは避けた方が良いというのが私の意見です。
レシート単位で入力する
手間との相談になりますが、できる限り細かくつけた方がいいと思います。
私は、レシート単位で入力をしています。スーパーに行って、パン 150円、牛乳 200円とまではさすがに入れません。食費の欄に「ドンキホーテ 5000円」と入力します。打ち込んだらレシートは捨てます。
費目を分ける
私は以下のように分けております。
①変動費
「食費」「外食費」「衣服」「医療・美容」「交際」「教育」
「娯楽・レジャー」「交通費」「日用品」「その他」
②固定費
「電気」「ガス」「水道」「通信」「NHK」「住居」「サブスク」
③特別費
「税金(自動車税など)」「大きな旅行」「大きな買い物」等
このように分ける理由は、他の人の家計や「家計の黄金率」と比較して、どこに問題があるかを見つけるためです。毎月の給与、ボーナス、子供手当などの補助金があれば全て記録し、収入とします。
貯金 = 収入 − 支出 で 「貯金額」
貯金 ÷ 収入 で 「貯蓄率」 をそれぞれ求めることができます。
2. 家計の黄金比率
上記のように家計簿をつけると、それぞれの費目が家計の何%を占めるか計算することができます。
この比率が大きければ改善する必要があるのですが、大きい小さいを判断するためには何かと比較しないと分かりません。
この時に便利なのが、「家計の黄金比率」になります。
家計の黄金比率は一言で言うと、「一般的に理想的な比率」です。
収入によって理想は変動しますが、最も有名なもので、
NEEDS(生活必需品):WANTS(趣味・娯楽):SAVINGS(貯蓄)=5:3:2 というものがあります。これを正にすると、収入の20%を貯金できていれば合格です。
もう少し細かいものだと、FPの横山光昭さんが作られたものが有名です。
住居費: 25%、食費: 15%、水道光熱費: 6%、通信費: 5%、小遣い: 8%、預貯金: 18%
生命保険料: 4%、日用品: 2%、医療費: 1%、教育費: 4%、交通費: 2%、被服費: 2%
交際費: 2%、娯楽費: 2%、嗜好品: 1%、その他: 3%
私は年間トータルの貯蓄率が55%なので、優秀と自負しております。
3. おわりに
記載した方法はかなり手間もかかりますので、もう少し簡単に済ましたい場合はアプリを利用するなど考えましょう。いずれにしても、家計改善には家計簿は必須です。まだの方は今日から始めましょう。
本日もありがとうございました。