【対策必須】FIREのデメリットを理解しよう

お金とFIRE

厳しい上司の下で激務が毎日つづいたある時、たまたまニュース記事でFIREのことを知りました。

これまで定年まで働くことが当たり前だと思っていた私には、FIREは大変衝撃的な考え方でした。

その日からFIREに関する本やブログを片っ端から読み始め、ますますその魅力にハマっていきました。

その時は車で通勤をしていたのですが、運転中は本が読めないため、FIREに関するYoutube動画を聞いていました。

毎日疲れ果てた会社からの帰り道、FIREを達成後の自由な生活のレポートは、自分の希望になりました。

その車内の空間が、本当に好きでした。

都合の悪いことは耳にに入らない

FIRE関連のYoutube動画はたくさんありますが、メリットを語るもの、デメリットを語りやめた方がいいと力説するもの、両方存在します。

車内のヒアリングがある意味で「癒し」になっていた私は、メリットを語る動画だけを見ていました。

一度「デメリットについても理解しておいた方がいい」と思いたち、その動画を聞き始めたのですが、疲労困憊の自分への慰めにはならず、すぐにやめてしまいました。

追い詰められている時ほど、自分に気持ちがいい都合の良い情報しか入ってきません。

FIREのデメリットやリスク

FIREは時間の自由、職場の人間関係からの解放など、良いところがクローズアップされていますが、リスクもたくさんあります。

  1. 莫大な時間を有効に使いきれない
    特に趣味などがないと日常生活が退屈に感じられたり、成長や充実感を欠いたりする可能性があります。今は仕事で自分の時間も限られていますので、散歩して図書館に行くだけでも楽しいですが、これが毎日続いたらどうか、よく考えなければいけません
     
  2. 資金のショート
    十分な資金を確保していても株価や為替の変動、思ったより長生きしてしまったなど、お金が足りなくなってしまうリスクがあります。それで今より稼ぎの悪い仕事をしないといけないのは意味がありません。なかなか予測が難しいですが、もう仕事をしないのであればある程度バッファを持っておかないといけません。
     
  3. コミュニケーションの喪失
    会社というコミュニティが1つなくなりますので、家庭・会社だけが居場所だった方は人間関係が希薄になり、コミュニケーションを取る機会が限られます。これで病んでしまう方も多いようです。
     
  4. 国民保険や健康保険などの負担が大きい
    「扶養」がなくなりますので、公的年金や社会保険などは、必要人数分しっかり払わないといけないです。これは事前に知っておけばいいのですが、退職して初めて知ったという方もいるようです

リスクを理解しFIRE前にしっかり対策を

会社は一回やめてしまったら基本は戻れません。大きな決断のため、デメリットやリスクは必ず理解して事前に対策することが必要です。本当に気づいてよかったです。

私はこれまで仕事に大半の時間を割いてきたこともあり、学生時代の友人もおりますが基本は家庭、会社が中心です。

あと数年後のFIREに向けてサードプレイスを作りたいと思い、始めたのがTwitter(X)です。

何年でFIREできるかを見積もり、逆算してどんな準備が必要かをしっかり考え、FIREしてから後悔しないようにしたいものです。

何事も良い面と悪い面がありますが、余裕がない時ほど都合のよい情報しか体が聞こうとしません。

両方をしっかり理解して、正しい判断と、リスク回避の準備を計画的にしていきたいですね。

本日もお読みいただき、ありがとうございました。